インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチン

インフルエンザとは

インフルエンザは、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く、高齢者や呼吸器・心臓などに慢性の病気を持つ人は、病気が悪化しやすく、死に至ることもある感染症です。

インフルエンザの予防方法の一つに、予防接種があります。毎年、流行を予測したワクチンが作られていますので、かかったとしても重症化を予防する効果があります。

インフルエンザワクチン対象者

津市に住民登録があり、次のいずれかに該当する人 自己負担金のみ

  • 接種当日の年齢が65歳以上の人
  • 接種当日の年齢が60歳から64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいがあり、日常生活が極度に制限される人(詳しくは、かかりつけの医師にご相談ください)

その他の方 15歳以上(15~18歳未満は保護者の付き添いが必要) 自費

ワクチン接種当日の持ち物

  • 本人確認書類(健康保険証等)
  • 健康手帳(お持ちの人) 注:接種歴を記入します。
    (健康手帳の発行を希望の人は、保健センターへお問い合わせください。)
  • 被保護証明書(生活保護受給中の人)

インフルエンザワクチン接種でみられる副反応

最も多い副反応は、注射部位の熱感・発赤・疼痛・しびれ・硬結・皮下出血です。

ほとんどは3~7日程度の経過観察で治りますが、稀に1ヶ月程度、接種部位の鈍痛が続くことがあり、発赤が肘を越えて広がったり、ただれた場合には、改めて当院を受診して下さい。(注射部位が腫れやすい方、腫れた方は、氷などで接種部位を冷やしてください)

予防接種後に発熱、悪寒、発疹、頭痛、めまい、倦怠感、一過性の意識消失、リンパ節腫脹、嘔気・嘔吐、下痢、関節痛・筋肉痛などの症状が出ることがありますが、通常2~3日で消失します。その上で、症状が強かったり、不安を感じられた際は、お気軽にご相談ください。

尚、極めて稀に接種後30分以内に呼吸困難、咳こみ、ぜんそく様発作、蕁麻疹が出ることがあり、これらの症状はショック、アナフィラキシー様症状と言われ、放置すると生命の危険性がありますので、直ちに医師または看護師にお申し出てください。

※副反応による健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた方、またはご家族が独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。

接種後の注意点

  • 当日の入浴は、接種後30分以上経過すれば差し支えありませんが、接種部位を強くこすったりもんだりしないでください。
  • 接種当日は、飲酒や過激なスポーツは控えてください。
  • 生ワクチン接種後4週間は、インフルエンザワクチンを打てません。
  • 生ワクチン以外のワクチンは、1週間インフルエンザワクチンを打てません。
  • インフルエンザワクチン接種後1週間は、他のワクチンを打てません。
  • 水疱瘡やはしかなどにかかった後は、一定の期間できない場合がありますので、詳しくは医師にご相談下さい。(かかった人と接触したものの本人が発症していない場合は接種可能ですが、心配な場合は3~4週の間をおいてください。)
  • 軽症の卵アレルギーや鶏肉アレルギーの人は殆どの場合接種できますが、事前に医師にご相談ください。

予防接種を受けることができない人

  • 37.5℃以上の発熱のある人
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  • 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けてアナフィラキシー(アレルギー)を起こしたことがある人
  • その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した人

予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなければならない人

  • 心臓病、肝臓病、腎臓病や血液の病気などの人
  • 発育が遅く、医師・保健師の指導を受けている人
  • 風邪の引き始めと思われる人
  • 予防接種を受けた時に、2日以内に発熱、発疹、じんましんなどの症状が出た人
  • 薬や食事で発疹がでたり、体に異常をきたしたことがある人
  • 過去に本人や近親者で免疫異常を指摘されたことのある人
  • 妊娠の可能性のある人
  • 間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器系疾患のある人